K16クラス 第54回全日本選手権大会 レース報告(その3)

[第2レース](第1日目)
 第1レース終了後、風向が変わったため、マークの打ち直しを行ったが、上マークのアンカーが海底に引っかかってなかなか回収できず、結局上マークをサイドマークとし、風向NNE(30°)で他のマークを設定し直し、短いコースの「コース2」(直線距離で約3,530m)で、13:50にスタートした。






スタート当初は第1レースと同様の強風で、沈艇が続出したが、レース終盤ではやや風が落ちた。第1レースで艇が破損した1140号艇は復帰したが、1133号艇は復帰できなかった。
第1レースと同じく1145号艇が一時トップにたったが、沈して遅れてしまった。第3マーク(下マーク)をトップで回航したのは、また1135号艇。そのままトップでフィニッシュした。強風下でも、やや順風になっても、確実に最短コースを選び、沈することもなく、2位と1分の差をつけてフィニッシュした。



2位はこのレースでもスピンネーカーを上げなかった1132号艇。K16クラスのレベルでは、スピンネーカーを使用しなくても、他で着実なセーリングを行えば、良い順位を確保できることを実証する形になった。3位は青学SCの現役キャプテン、1087島田艇、4位は復帰した1140号艇、5位は1137号艇だった。
トップ艇のスタートからフィニッシュまでは26分、7位の1145号艇はトップの16分後にフィニッシュした。青学SCの現役1022鈴木艇と、1051号艇は、沈した遅れで、20分のタイムリミット内にはフィニッシュできなかった。



第1日目は3レースを行う予定であったが、沈艇が多く、選手が疲労困憊していたため、第3レースは翌日に順延した。第1レースと第2レースで。合計20回以上の沈があり、破損した艇もあり、久しぶりの強風下で、K16クラスとしては、ハードなレースとなった。

レース終了後、17:00から江の島ヨットハーバーで恒例のパーティを行い、翌日の健闘を誓った。 


記 レース委員長:入谷和彦

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