第56回(2020年 令和2年)日本K16クラス全日本選手権大会 帆走指示書


  1. 適用規則
    本大会は、2017~2020年国際セーリング競技規則(以下RRSと称す)、日本セーリング連盟規程、日本K16クラス規則、レース公示および本帆走指示書を適用する。各規則等において、一致しない事項が生じた場合は帆走指示書を優先する。

  2. 参加申し込み
    参加資格を持つ艇は、主催団体に登録を完了することによって参加することができる。10月17日の受付時に申込書を提出、オンライン上で提出することも可。

  3. 参加者への通告
    参加者への通告は、大会本部(レースオフィス)に屋外に向けて設置された公式掲示板に掲示されるとともに、大会 LINEオープンチャットで行われる。

  4. 帆走指示書の変更
    帆走指示書の変更は、それが発効する当日の9:00以前に掲示及び通告されるものとする。但し初日の日程変更については、大会 LINEオープンチャットで公示する。

  5. 陸上で発せられる信号
    5.1 陸上で発せられる信号は、本部前の信号柱に掲げられる。
    5.2 信号旗AP旗(回答旗)が、陸上で掲揚されたときは、レース信号回答旗説明文中の「1分」を「60分以降」と置き換える。
  6. レースの日程
    6.1日程
              10月17日(土) 10:00~12:00 受付・計測 江の島ハーバークラブハウス2階テラス
              10月24日(土) 9:30~ 艇長会議 レースオフィス前の屋外
                                      11:00 第1レース予告信号時刻
                                      引き続き 第2、第3レース
              10月25日(日) 10:30 第4レース予告信号時刻
                                      引き続き 第5レース
                                      15:00(予定) 表彰式・年次総会、レースオフィス前の屋外
    6.2 引き続き行うレースの予告信号はそれぞれ実施可能となればすぐに行う。
    6.3 最終日は、15時を超える予告信号は発せられない。

  7. クラス旗
    クラス旗は、K16協会旗(赤色旗にK16の黒色文字)を用いる。

  8. レース・エリア
    レース・エリアは、江の島沖A海面とする

  9. コース
    9.1 レースコースは、右図「1コース」又は「2コース」を使用。スタート予告信号と同時にコース番号旗をクラス旗の下に掲示する。

    9.2 右図は、1コース、2コースともに、各レグ間のおおよその角度を含むコース、通過すべきマークの順序及び各マークの通過する側を含むコースを示す。ただし2マークの位置及び角度は、1、3マークを結ぶ線に近づく場合もある。

    9.3 1コースの、艇の帆走すべきコースは、スタート-1-2-3-1-3-1-フィニッシュとする。(右図のとおり)

    9.4 2コースは、スタート-1-2-3-1-フィニッシュとする。(1コースから2回目のソーセージ省略)

    9.5 予告信号以前にレース・コミッティ・ボートに最初のレグのおおよそのコンパス方位を掲示する。

  10. マーク
    マーク1、2、3は、オレンジ色の三角錐型ブイとする。

  11. スタート
    11.1 レースは、RRS26を用いる。計時は視覚信号により示されなければならない。音響信号の不発は無視されなければならない。
      信号    旗と音響              スタート信号までの時間(分)
      予告信号   クラス旗及びコース番号旗掲揚   音響1声 5
      準備信号   P,I,Z,I&Z,U旗または黒色旗掲揚   音響1声 4
      1分前信号  準備信号の降下          長音1声 1
      スタート信号   クラス旗降下           音響1声 0

    11.2 スタートラインは、スターボードの端となるレース・コミッティ・ボートのオレンジの旗を掲げたマストまたはポールと、ポートの端となるマーク③の間とする。信号は、このスターボードの端となるレース・コミッティ・ボートから発する。

    11.3 予告信号が未だ発せられていないレースに出場する艇はスタート・エリアを回避しなければならない。

    11.4 スタート信号の9分より後にスタートする艇は、DNSと記録される。この項は、RRS A4を変更している。

  12. コースの短縮
    12.1 スタート後のコースの短縮は、レース・コミッティ・ボートにクラス旗とともにS旗を掲揚し、音響信号2声を発する。短縮は最小3レグ以上で行うことができる。

  13. フィニュッシュ
    13.1 フィニュッシュ・ラインは、レース・コミッティ・ボートのオレンジ色の旗を掲げたマストまたはポールと、スターボードの端となるマーク③の間とする。

    13.2 スタート後にコース短縮した場合のフィニッシュ・ラインは、回航マークと、レース・コミッティ・ボートのクラス旗とS旗を掲げたマスト、またはポールとの間とする。

  14. タイムリミット
    14.1 タイムリミットは、RRS28.1に従ってコースを帆走した先頭艇については、70分とする。

    14.2 先頭艇フィニッシュ後20分以内にフィニッシュしなかった艇は、”DNF”として記録される。これはRRS35とA4を変更するものである。

  15. 抗議
    15.1 抗議をしようとする艇は、フィニッシュ後直ちに、フィニッシュ・ラインのポートの端に位置するレース・コミッティー・ボートに、被抗議艇のナンバーを伝えなければならない。これはRRS61.1(a)への追加である。

    15.2 抗議書はレースオフィスで入手できる。抗議は、当日の最終レースの終了後90分以内に提出しなければならない。

    15.3 抗議は、できるだけ早く、ほぼ受付順に審問される。

    15.4 抗議の通告は、審問の場所及び時刻、抗議の当事者、または証人として指名された者を競技者に知らせるため、抗議締切時刻後30分以内に掲示される。

    15.5 RRS63.2は、審問の場で抗議書を閲覧させることにより、満たされるものとする。

    15.6 RRS66は、次のとおり変更して適用される。審問の当事者は、判決の通告を受けた後、1時間以内に限り審問の再開を要求することができる。

  16. 得点
    16.1 本大会が成立するためには、2レースを完了しなければならない。

    16.2 各艇の総得点は全てのレースにおけるその艇の得点合計とするが、5レースが完了した場合はその艇の最も悪い得点を除外する。これは規則の「付則A2」を変更するものである。

  17. 出艇申告・帰着申告
    17.1 レースに参加しようとする競技者は、スタート予告信号予定時刻の90分前から45分前までの間に大会 LINE投票「出艇申告」から該当項目を選択し投票しなければならない。また、レースに参加(出艇)しない艇は、スタート予告信号予定時刻45分前までに大会 LINE投票「リタイア報告」からDNC(リタイア申告)を選択し投票しなければならない。

    17.2 帰着した艇の艇長は、帰着後速やか(出来るだけ早い機会)に また、その日の最終レース終了後、またはレース委員会が、本日これ以上レースを行わないという信号を発した後、どちらか遅い方から60分以内に 大会 LINE投票の「帰着申告」から該当項目を選択し投票しなければならない。

    17.3 海上でリタイアした艇は、実行可能であればレース・エリアを離れる前にレース委員会艇にその旨を伝えること。また、帰着後速やかにSI18.3.3を行い、大会 LINE投票「リタイア」からリタイアしたレースを選択し投票しなければならない。

    17.4 ペナルティ解消の回転をした艇は、必ず「回転報告書」を抗議提出締切時間までに提出しなければならない。回転報告書書式はレースオフィスで入手できる。

  18. 安全規定
    18.1 各艇の乗員は、海上において、有効な浮力を有する救命補助具(ライフジャケット)を着用しなければならない。また、陸上においては必ずマスク着用しなければならない。

    18.2 各艇には、アンカー、アンカーロープ、パドルを積載していなければならない。

    18.3 救助が必要な競技者は、救助を求める場合に片手を上げて手のひらを開いて振って合図すること。

    18.4 レース委員会は、危険な状態にあると判断したレース艇に対して、リタイアを勧告または命じることができる。

  19. JSAF環境キャンペーン参加
    19.1 この大会は、「JSAF 環境キャンペーン」の主旨に賛同し、自然環境保護意識の啓発に協力する。(JSAF環境スローガン「Let Poseidon Live」)

    19.2 「JSAF環境フラッグ」を大会本部、および本部船に掲揚する。

    19.3 レース艇からのごみの投棄は禁止する。違反者にはペナルティを課す。

    19.4 レース艇は、海面への往復時に、海に浮遊するゴミを拾い持ち帰る活動を実施する。

    19.5 可能な限りペットボトルの海上への持参を控え、マイボトルによる飲料持参とすること。

  20. 責任の否認
    20.1 本大会の主催者・関係各団体及びレース委員会は、人員及び物件に対するいかなる責任も負わない。また、スタートするか、あるいはレースを継続するかどうかを決める責任は各艇にある。

    20.2 適用される全ての規則、及びレース委員会が実施する検査、又は指示は、競技者が負うべき全ての、かつ無制限の責任を、制限若しくは軽減するものではない。

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